手帳というと、これからの予定を書いたり、目標を立てたり、やることを管理したりするもの。
私も今まで、そういう使い方を何度も試してきました。
「今年はこれをやろう」「今月はこれを達成しよう」「○月までにここまで進めよう」。
そんなふうに、未来の予定や目標を書き込んでいきます。
でも、どうも私はこの使い方があまり得意ではないようです。
予定を立てたときは「これならできそう」と思っています。
ところが、実際にその月になってみると、思ったように進みません。
そして、手帳を開くと、以前の自分が書いた予定が残っています。
「やらなかった」「できなかった」「またできなかった」。
そんな文字を見ているうちに、「自分はダメだな」と、自分を責める材料になってしまうことがあります。
そんなことを何度か繰り返して、最近になって思いました。
もしかしたら私は、「未来の自分に約束する手帳」より、「実際にやったことを記録する手帳」のほうが合っているのではないか。
目標を書くと苦しくなる
以前使っていた手帳には、年間計画や月ごとの目標を書く欄がありました。
仕事、お金、健康、美容、勉強、生活。いろいろな項目について、目標を書いてみたことがあります。
最初はやる気があります。
今年こそ変わりたい、こうなりたい。 そんなことを考えながら書いていきます。
でも、しばらくすると、その目標を意識しなくなってしまいます。
後から見返すと、書いた目標だけが残っていて、達成できていないもののほうが目につく。
そうすると、手帳を見ること自体が少し嫌になってしまいます。
これは「手帳が悪い」ということではありません。
目標を立てて管理することでうまくいく人もいると思います。
ただ、私の場合は、目標を書いて自分を管理する方法があまり合っていないようです。
合わない方法を続けていると、できない、やらない、だんだんやりたくなくなる。
そして「自分はまたできなかった、ダメなやつだ」というところまでいってしまいます。
思い立ったが吉日タイプ
達成ログだと、さきほどの悪循環にはなりません。
私はどうやら、何か月も先のことを決めておくより、「思い立ったが吉日」で動くタイプのようです。
「明日はこれしよう」「今思いついたからやってみよう」。
そのくらいの軽さのほうが、自分には合っているのかもしれません。
予約が一般的なご時世に困ったものです。
でも、旅行や友人との食事の約束は楽しみにします。
なので、「〇〇を見に行く!」「〇〇さんを食事に誘う」などの目標が苦手といえます。
予約した予定に関しては、目標達成と言ってもいいくらいです。
やったことを残す発想
そこで考えたのが、「予定や目標を書く手帳」ではなく「やったことを残す手帳」にしてみる、という使い方です。
これまでの月間ページには、今月やること・達成したいこと・目標などを書こうとしていました。
でも、最初から全部決めるのではなく、その月に実際にやったことを後から書いていく。 そう考えてみました。
- 本を読んだ
- 掃除をした
- 気になっていたことを調べた
- どこかへ出かけた
- やろうと思っていたことが一つできた
特別な出来事でなくても構いません。
「今月、私はこんなことをしていた」という記録を残していきます。
そうすると、手帳が「できなかったことの一覧」ではなく、自分が実際に過ごした時間の記録になっていきます。
手帳は未来だけじゃない
考えてみれば、手帳に「未来を書く」という決まりがあるわけではありません。
予定を書いてもいいし、目標を書いてもいい。
でも、過去にやったことを書いてもいいはずです。
私は今まで、手帳を見ると「これから何をするか」を考えなければいけない気がしていました。
でも、自分にはむしろ「今週は何をしたんだろう」と振り返るほうが合っているようです。
そう考えると、手帳に対する感じ方が少し変わりました。
予定は書くが約束はしない
だからといって、予定をまったく書かないわけではありません。
明日の予定や、来週の約束など、近い未来のことは普通に書きます。
ただ、「3か月後までに必ずこれをやる」というような、遠い未来の自分への約束は、以前より減らしてみようと思っています。
そのときの自分は「できる」と思っていても、3か月後の自分が同じ気持ちとは限りません
生活も変わるし、興味も変わります。
何か月も先の自分を細かく縛るより、そのときの自分に任せてもいいのではないかと思うようになりました。
達成ログという考え方
こうして考えてみると、私が欲しいのは「目標達成型の手帳」ではなく、「達成ログ」や「実績ログ」のような手帳なのかもしれません。
「今月これだけやらなきゃ」ではなく、「今月、私はこれをやった」を残す。
もちろん、大きなことを達成したときだけではありません。
- 本を読んだ
- 掃除をした
- 気になっていたことを調べた
- やろうと思っていたことを一つ片づけた
そんな小さなことでもいい。 「できた」と思えることを、そのまま記録しておきます。
「達成」というと、資格を取った、何キロ痩せた、といった大きな出来事を想像してしまいがちです。
でも、実際の生活はそんなに大きな出来事ばかりではありません。
小さな「やった」をちゃんと記録として残しておく。
私は、そのくらいの記録でもいいのではないかと思っています。
最近の出来たは、ジョギングとか朝6時に起きられたです。
小さな「できた」も、記録しておくと誰かとの会話でふと使えることがあります。
自慢するほどのことでなくても、「最近こんなことをしてみたんだ」と、ちょっと前向きな話のネタになる。
記録しておくと、ただ読んだ・見ただけのときより印象に残りますし、自分が何に反応したのかも、後から見えてくる気がします。
記録って、そういうもののような気がしています
試してみないとわからない
新年になると、「やりたいことリスト」のようなものをよく見かけます。
別に、みんなと同じやり方をする必要はないと思います。
ただ、試してみないと、自分に合う方法には出会えません。
試してみて、うまくいかなかったとしても、それで落ち込む必要はないと思っています。
「これは私にはできなかった」で終わらせるのではなく、「どうしてできなかったのか」「どうすればできるのか」を考えてみる。
それは、自分を見つける方法でもあるし、自分を心地よくする方法でもあるのかなと思います。
自分に合う方法を探す
目標を立てても続かないのは、意志が弱いからだと思っていました。
でも振り返ってみると、そもそも未来を細かく管理すること自体が、私には合っていなかったのかもしれません。
手帳は、未来を管理するためだけのものでなくてもいい。
「今日、これをやった」を残していくほうが、私には心地よく続けられそうです。
本日の記録でした。
