私は、どうやら「記録」が好きらしい。
そう気づいたのは、最近のことです。
これまで私は、手帳に予定を書いたり、体重を記録したり、料理の写真を撮ったり、映画を観た感想を書いたり、仕事のことをメモしたり……いろいろなものを記録してきました。
でも、そのときは自分が「記録をしている」という感覚を、それほど強く持っていませんでした。
「ちょっとメモしておこう」
「あとで役に立つかもしれない」
「上達のために残しておこう」
そんな軽い気持ちで始めることが多かったのです。
そして、続いたものもあれば、見事に続かなかったものもあります。
振り返ってみると、私は記録だらけでした。
そして、失敗だらけでもありました。
面白いことに、失敗の中にも共通点がありました。
今回は、その失敗の記録から見えてきたパターンを紹介したいと思います。
一覧で見る記録の記録
これまで手を出してきた記録を、ざっくり表にしてみました。
| 記録内容 | ツール | 結果 |
|---|---|---|
| 手帳(気持ち面) | 手帳 | ◯自己理解が進んだ ✕死後に見られるリスク |
| タイムスケジュール | 手帳 | ◯無駄の可視化 ✕1日10分のコスト |
| 体重(毎日) | 手帳/PC | ◯成果が嬉しい ✕一喜一憂して続かず |
| 体重(週1) | 手帳 | ◯続けられる |
| 料理(写真のみ) | スマホ | ◯自由度が高く続いた ✕成長は乏しい |
| 料理(SNS投稿) | SNS | ✕比較や義務感、個人情報も気になる |
| イラスト上達 | SNS | ✕反応が気になり始める |
| 家計簿 | 紙/PC | ✕購入と保存コスト・PC操作の壁 |
| 映画鑑賞 | ノート | ✕要約できず記憶にも残らず |
| ドラマの名言 | 手帳 | ◯自己理解の手がかりに ✕ページ不足 |
| 学生時代のノート | ノート | ◯定期テストは好成績 ✕模試は苦戦 |
| 生理・排便 | 手帳(Health欄) | ◯体調やメンタル調整 |
| 納豆 | PC/手書き | ◯趣味の入口になった PC:データ的 手書き:感情的 |
| 仕事の繁忙期 | PC+AI | ◯表作成は速い ✕取捨選択できず未完成 |
| サッカー観戦 | 手書き | ◯表情の観察が楽しい ✕試合に集中できず |
こうして並べてみると、記録大好きじゃないかと思いました。
そしてこの一覧から、続くか続かないかを分ける私のパターンが4つ見えました。
さらに、記録そのものが持つ効果もあります。
法則①他人の目との距離
記録を続けるうえで、他人の目には良い面と悪い面があります。
良い面
- 継続するきっかけになる。
- 適度な緊張感が生まれる。
- 見せることを意識するぶん、記録が整理される。
- 反応や共感がモチベーションになる。
悪い面
- よく見せようとして、事実と違う記録になる。
- 他人と比べて落ち込んでしまう。
- 評価が気になり、記録そのものが目的ではなくなる。
- 「見せるための記録」になってしまう。
他人の目があるかどうかは、自分に合った方法を考える一つの材料になります。
法則②頻度との相性
同じ記録でも、どのくらいの間隔で行うかで続き方が変わります。
頻度が高い場合
- 習慣として身につきやすい。
- 細かい変化に気づける。
- 数字に一喜一憂しやすい。
- 1回あたりの負担が小さくても、積み重なると重い。
頻度が低い場合
- 1回ごとの負担が少ない。
- 変化を落ち着いて眺められる。
- 細かい変動は見えなくなる。
- 間隔が空きすぎると忘れてしまう。
毎日やることが正解とは限らない、というのが地味に大きな発見でした。
法則③記録の目的化
記録に力を入れるほど、本来の目的から離れていくことがあります。
良い面
- 記録そのものの質が上がる。
- 見返したときの満足度が高い。
- 量が溜まると達成感がある。
悪い面
- 書くことに必死で、内容が頭に入らない。
- 理解するためではなく、残すための作業になる。
- 体験そのものに使える時間が減る。
記録に気を取られすぎると、肝心の体験がすり抜けていくのかもしれません。
法則④ツールとの相性
紙とデジタル、それぞれに向き不向きがあるように感じます。
アナログ(手帳・ノート)
- 感情や気持ちを書くのに向いている。
- 準備がいらず、すぐ書ける。
- 比較や集計がしにくい。
- 保存や見返しに手間がかかる。
デジタル(PC・アプリ・AI)
- 集計や表の作成が速い。
- 保存と検索がしやすい。
- 開くまでのハードルがある。
- 他のことに気を取られやすい。
内容の性質によって、合うツールは変わってくるようです。
気づき記録は自己理解の入口
続けるかどうかとは別に、記録そのものが持つ効果もありました。
気づいたこと
- 集めた内容の傾向に、自分の悩みが表れる。
- 体調や気分の波を、客観的に眺められる。
- 続けるうちに、興味が趣味に育っていく。
- 意図していなかった発見が生まれる。
役に立てようと思って始めたわけではないのに、気づいたら発見になっている。
記録には、そういう副産物のような価値もあるようです。
記録より振り返りが大事
こうして並べてみると、記録の内容そのものより大事なことに気づきます。
それは「なぜ続いたのか」「なぜ続かなかったのか」を振り返ることです。
同じ「体重を記録する」でも、頻度を変えるだけで続き方が変わりました。
同じ「手帳に書く」でも、誰かの目を意識するかどうかで質が変わりました。
記録を記録すること。
つまり記録そのものを振り返ることが、次の記録をうまく設計するヒントになる。
このブログでは、そんな視点を大事にしていきたいと思っています。
これから、家計簿や名言記録、繁忙期の記録など、ひとつずつ掘り下げていく予定です。
今回見えてきた法則が、実際どう活きてくるのか。 私自身も楽しみにしています。
本日の記録でした。